積みゲ崩し2点
まあ、数ヶ月積みっ放しだったゲームを2点ばかりインストールしてみました。
まずは、ライアーソフトの「Forest」。このライアーソフトという会社、固定ファンの多いところでどれもイカレていると言うことなので買ってみたわけですが。
冒頭からとんでもない飛ばしっぷりです(笑)。プロローグのテキストは電波な文章と紙一重、垣間見えるのは「不思議の国のアリス」や「ナルニア国物語」からのサンプリングとリフレイン。女性キャラはボイス付ですが、テキスト表示されない台詞もあって迂闊に早送りなクリックもできず。声の演出と文章の表現の凝り具合が並じゃありません。
プロローグを終えたところで小休止。チョイとググったら「Forest Wiki」なんて物を見つけました。管理者は海法紀光氏。「式神の城」のノベライズが縁でアルファシステム・サーガに「よけ文学者」として取り込まれたりしてますが、元はTRPG関連のライターさん。アメコミに詳しかったりSFマニアだったりもしますが、何でこの人がこんなものを……。蓬莱学園=遊演帯つながりなのかな? 海法さんは蓬莱学園の熱心な参加者で、それをきっかけに業界入りを目指したそうですが、ライアーソフトはその遊演帯のメンバーが独立して設立した会社だったりするのです。
この先の「Forest」の展開、楽しみにしてもいかもw。
で、もう1本崩したのは「Fate/stay night」(TYPE-MOON)だったりするのですが。
これが困った。知名度、人気度、どう見ても「Forest」より上でしょう。同人で大ブレイクした「月姫」の後継として商業作品として登場。爆発的な売れ行きだったし、おそらくは夏コミのそちら方面はこれ一色になるだろうことは想像に難くなく。体験版も面白かったのだけど。
「月姫」には2周目以降への意欲が起きず、「空の境界」では軽い失望を覚えてしまった私にとっては。
凝った仕掛けも何もなく、ただオーソドックスなシステムで物語を読ませようとするだけのこのゲームはちょっと辛いなぁ。キャラは魅力的かもしれないのだけれど、そこいらにあるライトノベルと変わらないジャン、といったらそれまでだしなぁ。……これに60時間(メーカー想定コンプリート必要時間)突っ込んでもいいのかしら。
せめて、前2作と違った印章を与えてくれるか、「デモンベイン」並みに吹っ飛んだところを見せてくれればまだやる気も出るんだけどなぁ。
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コメント
うお、なにこれ、Forestっての面白そう。
この手のゲームって、「こういうのより面白い本いっぱいあるじゃん」って思うから基本的に手を出さないんですけどね。
お店に行ったら売ってるのかな?
投稿: Haru | 2004.07.13 00:09